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2010年9月 4日 (土)

湿度

今年は例年になくとても暑いですね。
毎朝、天気予報を見ては最高気温でがっかりしている人も多いのではないでしょうか。
 
だいたいの方は天気予報で、天気、最高気温、湿度を気にすると思います。
 
今日は湿度について話します。
 
 
 
天気予報で『湿度85%』となっていると
「あぁ~、今日は蒸すなぁ・・・。」
 
と思いますよね。
でもこの『85%』とは、いったい何が85%なのか知ってますか?

『%』ということは何か100%に対しての数字ですよね。

85%じめじめする・・・?
85%雨が降る・・・?

それじゃ降水確率か・・・・?

湿度とは、空気中の水分量の割合です。
 
それでは100%はどういう状態かわかりますか?
 
それは空気がそれ以上水分を取り入れられない状態です。
余った水分は水滴になります。
 
 
空気中に取り入れる事の出来る水分量は気温によって変わってきます。
 
6_1
 
この表は温度と水分量を調べる図です。
 
 
例えば気温(湿球温度)が25度、湿度が50%の場合を見てみましょう。
 
 
A1
 
斜めの線が湿度です。
下の数字が温度です。
 
お互い重なった点を見つけます。
その点が右の数字でどれぐらいか見てみます。
 
『0.010kg/kgDA』=『10g/kgDA』とあります。
 
これは(乾き)空気1kgの中に水分が10g混ざってることを意味しています。
 
 
次にこの空気を冷やしてみましょう。
 
 
A2
 
 
青い線のようにぐんぐん温度を下げていくと湿度がだんだん上がってくるのがわかりますか?
同じ水分量でも温度が下がれば湿度も変わっていくのです。
 
そして一番左の曲線、湿度100%にぶつかりました。
そのときの温度は14度。これ以上温度を下げると結露がおこります。
それをふまえこんな記事を見つけました。
 

やっかいな日常[所さんの目がテンより]

 
これは、湿度を高く保てばインフルエンザウィルスが死滅するという常識を
訂正するものです。
 
湿度は温度によって変わってくることはさきほどやりましたよね。
温度25度 湿度50%の場合、温度が14度に下がったとき湿度は100%。
 
 
なので気をつける点は湿度ではなく水分量(絶対湿度)なのです。
 
ちなにみいつも目にしている湿度(今までの文章のなかでの湿度)を相対湿度といいます。
 
この記事を見て家で出来ることは、室温と相対湿度を計り、湿り空気線図を見て
常に絶対湿度が11g/kg以上あるかチェックすることですね。
 
 

 

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