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2010年8月10日 (火)

全熱交換器

会社の休憩所、
マンションを借りるときの下見、
友達の部屋。
 
何げに壁についているもの。
『ロスナイ』
 
 
なんか付いてるなぁ。
これって・・・あぁ、ロスナイ・・・ね・・
 
エアコンのこと?・・・冷えるのかな・・・
 
 
 
 
う~ん・・・・・・・・・・・・・(ロスナイって何だろ)
 
 
っていう人、いらっしゃいませんか??
 
 
 
 
今回は簡単に説明していきたいと思います。
 
 

『ロスナイ』とは、三菱電機の全熱交換器の商品名です。
他のメーカーは違う名前がついて売られています。
 
 
 
 
「いや~、うちのゼンネツコウカンキ調子悪くてね~。」
なんてとても言いにくいですよね。
 
そこでメジャーな商品名のロスナイが定着したって感じです。
(本文中でもロスナイと表記していきます)
 
年配の方がテレビゲームのことをすべてファミコンと言う感覚でしょうか。
 
 
 
 
 
ではロスナイとは何か。
 
 
それは室内の空気の温度を保ちながら、換気するものです。
 
 

1
 
 
 
これは換気扇(緑の□)で室内の空気を屋外に出している絵です。『換気』ですね。
排気するということは空気がどこからか入ってくることになります。
 
例えば冬を想像してください。
暖かい空気を排出して、寒い空気が入ってくる。
寒い空気を暖める必要があります。
 
 
 
 
ではロスナイを見てみましょう。
 
 

1_2
 
 
SA : 送り空気
RA : 還り空気
 
OA : 新鮮空気
EA : 排出空気
 
 
 
ロスナイの中にある四角いものがミソです。
『エレメント』といって、段ボールを一枚一枚90度ずらして
重ね合わせたような構造です。
 

Kozo
 
 
部屋の排気と同時に吸気も行い、
エレメントで交差させ、温度を渡します。
 
そうすれば、新鮮な空気を取り入れながら
室内の温度も保て熱効率が上がります。
 
  
ちなみに温度交換率は70~80%ってところですが
一から外気を暖めるよりずっといいでしょう。
 
 
 
大きさが家庭用から業務用までいろいろありますが、
ロスナイの構造は同じですので、絵を参考にしてもらえると
光栄です。

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コメント

ロスナイは我が家でも使っています。快適性と省エネを備えた優れものだと思っています。ちなみにロスナイの原理を発明した方は、今から約45年前に吉野昌孝さんという方が発明されています。

投稿: lossnayky | 2016年10月23日 (日) 22時31分

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